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長山~大師山~三頭山~法恩寺山~経ヶ岳~大舟山~赤兎山~三ノ峰~別山~白山御前峰~白山釈迦岳~市ノ瀬
2016-07-22 Fri 11:19
 今回の山行は、ハッキリ言ってしまえば藪との闘いだった。自分としては入念な準備を行ったつもりだった。ここ2年間に当該ルートである法恩寺~経ヶ岳、経ヶ岳~赤兎山、赤兎山~三ノ峰を辿ったであろう山行記録を抽出して登山道状況を確認したり、春先には平泉寺~三頭山~大師山~長山を踏破し大師山~長山間の道なき道を頭の中に叩き込んだ。本番前日には序盤のルートを変更し、長山グラウンド脇から林道を通って廃道を通るルートに変更し、現地の状況をつぶさに確認した。

 しかし、時期が悪かった。今年は前冬の大暖冬が響き、山の融雪が思いのほか速く進んだ。予想行動時間が長いことから、薄明帯からの行動を想定し、夏至前後に実施する予定でいた。しかし、各種行事や天候などの要因により、約1ヶ月遅れでの遂行となった。この1ヶ月で藪はその繁殖力を大いに発揮したようだった。

 当初の予定は以下の通り。下山時間が遅い時間に設定してあるが、これまでの比良山系往復登山等の経験から、想定時間を削って早く下山する事が可能と踏んでの設定。一応、エスケープルートは数多く存在するので、その時々の状況に応じて柔軟に対応する事とした。
長白タイムテーブル

 結果論で言ってしまえば、時間の読みは激甘だった。公式のコースタイムが示されていない長山~赤兎山間の想定が特に酷く、藪の影響がなかったとしてもコースタイム通りor若干遅れていただろう。

 さて、今回の山行を振り返ってみる。前夜は2000に就寝し、途中で何度か目覚めたものの0300に起床。睡眠は都合6時間程度確保できた。レーズンバターボウルを1袋摂取し、自転車で長山へ。車は前日のうちに市ノ瀬へデポ済。途中コンビニで食料・行動食・ハイドレーション用アクエリを購入。0400前、長山公園に到着した。

 ここでチャリをデポしてトレラン開始。先ずは神社にお参りしてから走り出す。すぐ傍で何やら野生生物の鳴き声が聞える。ライトを照らすと姿は見えないが2つの瞳が妖しく反射するのがハッキリ見て取れる。長山怖いよ長山。
長山公園


 グラウンド脇を通って林道に入る。林道とは言え、ここも既に人の往来がない道。腰ほどの下草を踏みしめつつヘッドライトの明かりを頼りに進む。前日の雨と朝露の影響で速攻下半身・靴の中はグッショグショ。ま、稜線に出れば乾くやろうから気にせずに進む。

 旧林道を辿り、倒木を掻き分けて林道終点へ。前日下見したとおり、沢をつめて廃道となっている登山道を目指す。が、暗闇の中ヤブに阻まれて方向を誤ってしまった。この時は地形と植生を頼りに進んでいたが、背丈を越す藪と随所に立ちはだかる倒木のために頻回の迂回を余儀なくされた為、知らぬ間に見当違いの方向に進んでしまったのだった。仕方なくコンパスを出し、方角を確認して進む。見覚えのある場所にたどり着く。更に進む。藪の中で方向を見失う。コレを30分ほど繰り返すうち、辺りが明るくなり地表も何とか見通せるようになった。何度目かの方向確認作業の後、何とか正規ルートに行き着き、大師山方面へと進むことができた。
大師山から長山ルート

 一度ルートに乗ってしまえばその後は快調。大師山から浄法寺ダムへの登山道に行き当たり、大師山方面へ向う。ここで猪家族に遭遇。まだ小さいうり坊2匹が登山道をヒョコヒョコ先行している。可愛い姿だ。カーブを曲がった先で見失ったので安堵していると、次のカーブの先で父親&母親&子供2匹のファミリーに遭遇。こっちが驚いていると猪父は気付くのが遅れたらしく、一呼吸置いてから「ブヒィ!」と叫びながらホイールスピンしつつ登山道を疾走。母&うり坊たちは山中へ散り散りとなって逃げていった。父ちゃん家族見捨てて逃げていいんか…

 想定よりも遅く大師山正規ルートに到達。こっからはHR155~160前後を目標に登っていく。補給は1時間に1回エナジーゼリー or カロリーメイト or おにぎり or パンを。しかし、大師山への登りで既に足が重い。長山の藪格闘で相当体力を酷使してしまったようだ。先が思いやられる。
大師堂


 大師山~三頭山~法恩寺山と次々に踏破。道が綺麗過ぎて何も書く事なし。法恩寺山に行く途中の中の平避難小屋にママチャリが止めてあったのと、上の駐車場近くで軽トラの走行音が聞えたのは覚えている。つーか、今回の登山は他の人とほとんど会わんかった。
大師山

林道出合

稚児堂

法音教寺跡

中ノ平避難小屋

法恩寺

 法恩寺山を越え、伏拝を通過。いよいよここから経ヶ岳(北岳)へ。こっから北岳へは4回行ったことがある。しかし、年によって整備状況が大きく変わり所要時間が読めない為、注意が必要。今回はヤブランクBといったところ。ルートは見えるが所々掻き分けて進む必要がある。
伏拝

 北岳へ到達。時折日が差すが基本曇天。小原側から雲が湧いている状況。風はさほど強くない。さぁ、こっからが本番の大舟山経由の赤兎山ルート!つーか取り付きからして判らんのやけど…。数m先に何となく道っぽいところがあるように思えたので、南無三と藪に踊り込み泳ぎ進む。うん。これは道見えんわ。地表近くまで視点を下げると道っぽいのが判別できるが、上からは道は見えん。多少植生が違うように見えるので、何となく違いが分かる程度。ヤブランクSとまでは言わんけど、A+くらいは付きそう。笹・灌木・倒木とバリエーションも豊富。折角事前に情報収集して、今年前半なら行けるかもって思ってたのに…。しかし、ここで引き返す選択肢はない。引き返すにしても長山まで戻らんとあかんし、こっから市ノ瀬に進むんと大差ない労力やろ。
北岳分岐


 序盤は痩せ尾根だったので道に迷う事はなかった。道見えんかったけど。最初に道をロストしたのは  mピーク。下り加減の地形になってから道がなくなっていた。地図で見るとピークで道が曲がっているのだが、曲がり角が何処にあるのか分からん。このまま先に進んで道を探すか・戻って道を探すか。ここでのロストは焦った。携帯は繋がらんし、トレラン装備やで最低限のビバーク用品しかない。マイナールートやから他の人が通ることは全く期待できない。落ち着いて道を登り返し、視点を地表まで下げて捜した結果、曲がり角を発見して何とか事なきを得た。

 次にロストした地点は大舟山直下。大舟山から下るうち、沢状の地形に移行していった。何の疑いもなく下っていくと次第に踏跡が不明瞭になり(いや、最初から不明瞭ではあったが)、仕舞いには四周を藪に囲まれたジャングル地帯へと行き着いた。よりによって2回目か…。もう半泣きになりながら周囲を彷徨うが、道の気配は全く感じられない。何度か行ったり戻ったりを繰り返した後、諦めて来た道を戻る。ピークまで戻り、慎重に歩を進めると、左手に僅かな踏跡を見つけた。こんなん判らんわ!どう考えたって真直ぐ沢に進む方がルートに見えてまうやろ!!
大舟分岐


 正規ルートに戻り安堵するのも束の間、赤兎山への登り返しで三度ルートをロストしてしまった。今度はため池の縁を回り込むように通り、小鞍部を抜けて進んでいく道。暫く進むと倒木により道は塞がれていた。周囲を捜索するも、その先に道らしき道は見当たらなかった。3回目か…いい加減飽きてきたわ。しかし今回は赤兎山が近いことから、最悪藪漕ぎして赤兎まで行くと言う選択肢もあった為、混乱することはなかった。一旦座ってカレーパンを食して気を落ち着かせる。戻るか。小鞍部まで戻り、ため池も再び回りこむ。更に戻っても道はない。再度ため池を回り、小鞍部へ。目を凝らすと、小鞍部から左側に道らしきものが。。。だからわからんて!!こんなん100人中100人気付かんて!!!

 赤兎山への登り返しは思いのほかキツかった。そう言えば、法恩寺から経ヶ岳に下る際、右膝に軽い痛みを覚えたのだが、ここにきて完全なる痛みへと移行してきた。右膝痛めるのは珍しいな。いつも左膝ばっかり痛めてたのに。それでもストックに身体を預けて必死に重力に抗い、大いなる苦難の果て、赤兎山と大舟山の分岐にたどり着いた。この日一番の達成感に包まれた。ほとんどゴールにたどり着いた心境といっても過言ではない。こっから先は多くの人達が通った整備された登山道。もうこれまでのような苦難に打ちひしがれる必要はなくなったんだ。。。

 さて、ここで一つ選択を迫られる。0925到着予定の大舟山分岐に1110着。まさかの1:45押し。ハッキリ言って当初目標だった白山釈迦岳回りは無理。つーか、膝の痛みがあるので御前峰も厳しい。ここから小原峠に下り、市ノ瀬へ下るって手もある。しかし、ここまで来て赤兎山を踏まずに下山する事は考えられなかった。時間的には三ノ峰~別山までなら行けそう。よし、取り敢えずはそこ目指して進もう。

 やっぱ赤兎山は人気が高い。花目当て白山目当ての登山者が数多くいた。これまで一人の登山者にも遭遇せんかったのに…。赤兎山を経て、赤池湿原・避難小屋・裏赤兎山へと脚を進める。そこかしこで登山者が昼食を食べながら景色を楽しんでいる。私も周囲の景色を愛でながら、次のチェックポイント杉峠を目指す。裏赤兎山からは再びマイナールート。とは言え、立ち入る人はこれまでよりも多い場所で、道は比較的しっかりしている。
赤兎山

赤兎山避難小屋



 ここでアクシデントが起きた。これまで動いてくれた右膝が伸ばせなくなった。登る分には足の動かし方を工夫する事で何とかこなせたが、下り基調のこの区間で完全に痛めてしまった模様。仕方ないので、ダブルポールを最大限使って先を進むことに。今回の山行は踏んだり蹴ったりやなぁ。

 赤兎山~杉峠間では登山者に出会わなかったものの、藪は少なく歩きやすかった。ヤブランクはBと言ったところ。脚にトラブルが発生したが、行程は順調に進んで無事に杉峠に到着することができた。これ以上無理する必要はないと考え、三ツ谷を下って市ノ瀬へ帰還するルートを選択。脚を大いに労わりつつ、無事に市ノ瀬へとたどり着いた。
杉峠

杉峠入口

三ツ谷入口

市ノ瀬
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