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第5回 東尋坊愛のマラニック103km
2016-06-05 Sun 09:43
 東尋坊 愛のマラニックの存在は第1回が開催された2012年から知ってはいた。しかし、ロードを走ることに意義が見出せない自分にとっては心に響くものは何もなく、毎年スルーしていた。考えてみると、何故この大会にエントリーしたのだろう。つーか今年の年間目標に掲げた大会やった。たしか9月の市民駅伝に選ばれるように春先から走って体を作るためやったかな…。市民駅伝って2~3kmしか走らんのやけど。何をトチ狂って103kmも走ろうと思ったんやろうか。
 
 年間目標に掲げた大会なので、一応冬場からトレーニングは進めていた。2月からロードワークを開始。ロード嫌いの自分が月間走行距離100kmを達成したのには驚いた。3月には足羽川マラソンハーフに出走。人生初のハーフに戦々恐々していたが、目標としていた2時間40分をギリで切る結果にひとまず安心。4月に入り、比良山系往復トレラン50kmを敢行。補給ポイントが1箇所しかなく、人も少ないロングトレイルを1日で走りきれるか不安だったが、12時間行動の末、無事踏破することができた。と言うものの、合い間合い間に左足爪先を痛めたり左膝を痛めたりと中々思い通りにトレーニングを進められずにヤキモキもした。

 5月上旬に最後のロング走として、本番コースを東尋坊から勝山まで走ってみた。電車の接続の関係でスタートは8時過ぎ。天気は良く風も強いコンディション。目標は平泉寺-勝山駅を経て発坂駅まで。調子がいいようなら上志比まで走ろうと思っていた。
 スタート後、三国町内をテレテレ進む。HRは130イーブン、ペースは9:00分/kmを意識。
地図を頼りに順調に進む。事前に調べていた通り、田園地帯を淡々とすすむ。何の面白味もない。山やったら起伏とか景色楽しめるのに。楽しみはプレーヤーに落とした電気グルーヴのオールナイトニッポン。高校時代の情景がリアルに思い出された。

 休む事無く坂井町に入り、コンビニでパン補給。そう言えばこの日はあんま朝食食べてなかった。喰いながら走り、丸岡町へ。北陸道に近付く頃、登り坂が現れた。ここで初めての歩き。両爪先と左膝と右股関節が痛い。だましだまし走り歩きし、鳴鹿のセブンイレブンへ。ここで昼食を摂るが完全に心は折られ、以降9割方歩きに。北郷ファミマでも買い食いし、平泉寺遥か手前の我が家へ帰宅。ロング走の難しさを痛感した一日だった。

 残された時間は2週間。今から足掻いても付け焼刃やし疲労残すしいい事無いと思ったので、20km走1回と10km走2回でお茶を濁しておいた。あとは情報収集。ウルトラ走るにはレース用シューズは小さい事が判明したので、当日は2ndシューズを使用することに。あとはサポートタイツとソックス。インソール使用も迷ったが、今まで使用した事がなかったので今回は回避。補給系はザックなどを背負わずにサイクルジャージを着てポケットに入れた。水分もハーフパンツのポケットに250mlペットを入れて準備万端整った。

 さて前日。受付は平泉寺白山苑を指定されていたが、受付時間1500~1800って行ける訳ねぇじゃん。家人にお願いした。就寝は1900。.当然眠れる訳もなく2100過ぎまでゴロゴロしていた。明けて当日0130過ぎに目が覚める。0200前に自宅を出発。ガンダムUCを見つつ会場へ。ダグザ中佐超格好良い。途中コンビニで朝食を購入し、エイド表をコピー。0240東尋坊着。第1駐車場は0300に開く予定だったが、丁度到着時に開く幸運。駐車後、車内でダグザ中佐の漢っぷりに感銘を受けつつ朝食を摂取。その後、装備を整えてスタートを待った。以下装備。

 キャップ
 サイクルジャージ(ポケットにエナジージェル×4・カロリーメイト・アミノ系サプリ・塩タブレット・手拭い)
 アームホルダーに音楽プレーヤー
 ハーフパンツ(ポケットにスマホ・250mlペット・ファーストエイドキット)

 [村岡公民館に預ける荷物]
 エナジージェル×4・カロリーメイト・アミノ系サプリ・塩タブレット・替えキャップ・ソックス

 0430頃スタート地点に移動し、開会式。話が長いので東尋坊見学へ。頃合いを見計らってスタート地点に戻ると良い時間帯に。さして盛り上がる事無く0500、スタートの合図。沿道に並ぶ応援の人に見送られつつ、ほぼ最後尾で東尋坊を後にした。
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 スタート → 木部公民館 5.7km地点 5:42着
 最初の信号で車の往来に捕まり早速停止。しばし待った後、県道7号線へ。スタート時は選手が少なく感じたが、歩道や路肩を走る人は彼方前方まで続いている。思いのほか人多いな。細かなアップダウンをこなしながら淡々と走る。本番での目標はHR125~130で7:30~8:00分/kmのペース。これを守りきれば完走できるはず。三国運動公園の登りで集団から遅れるが、先は長いので気にしない。が、三国の街中を走って最初のエイド木部公民館に着いた時、後を振り返ると3人くらいしかおらん!マジか!!信号で捕まってもっと遅れてる人がいるんかも知れんけど、あんだけ続いてた人並が自分を最後にプッツリ切れていたのは衝撃的だった。今回はエイドでの停止時間は最小限に抑える作戦。コップ1杯の水を頂戴し木部公民館を後にした。
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 木部公民館 → 下兵庫 12.3km地点 6:34着
 三国町内で続いていた人並も次第にまばらになってきた。しばらくは延々と続く田園地帯を走る。こまめに水分摂取を続けているので、喉が乾く気配は無い。朝食もガッツリ摂ったので腹も減らない。ペースも無理なく進めているので脚に不調はない。今ン所全て計算どおり。序盤飛ばしてペース落ちてきた人々を着実にかわしつつ次の下兵庫へ。ここではバナナ1/2を摂取。
16hyogo.jpg


 下兵庫 → 一筆啓上茶屋 19.3km地点 7:24着
 下兵庫からは比較的市街地を通り、坂井市役所方面へ。信号交差点が増えたが、ペースを調整して引っかからないように進んだ。8号線を地下道で潜り抜け、丸岡中心街へ。丸岡城を目指して突き進み、袂にある一筆啓上茶屋へ。ここでは暖かい素麺が振舞われており、2杯頂戴。トイレを済ませた後、東進した。
16chaya.jpg
16soumen.jpg


 一筆啓上茶屋 → JAカントリー 25km地点 8:12着
 一筆啓上茶屋を過ぎると再び田園地帯に。北陸道めがけて登りが入る。前回試走した際、歩きが入ったエリアだが、今回はコンディションも良く自分のペースを刻む事ができた。しかし、北陸道を抜け南進するアップダウン路に入ると右股関節の痛みが。まだ違和感~軽い痛みといった按配だが、長距離ランで軽度の痛みを放置すると後で苦しむ事は学習したので、JAカントリーのエイドでバナナを喰いつつ対策を施した。まだいつもの左膝・爪先痛は出ていない。何とか現状のペースを維持したいところ。
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 JAカントリー → 浄法寺 31.5km地点 9:05着
 JAカントリーを過ぎてからは勝手知ったる道。距離感やアップダウンも頭に入っている。鮎街道を渡って山鹿の集落に入っていく。ここで10人ほどの先行者をパス。基本エイドで止まらない&一定のペースを維持する作戦なので、スタートしてからは抜く一方。中には脚を故障して停止している人や既にオール歩きになってしまう人もいた。ウルトラの走り方は難しいね。体調良いからといって飛ばすと絶対後半地獄やし。東尋坊マラニックは楽なコースって言われてるけど、一筆啓上茶屋~浄法寺までの区間は地味なアップダウンが続くで、思いのほか疲労がたまるんじゃないかと思う。
 前方にいるランナーを少しずつかわす事でゾーンに入ったのか、カントリーで施した痛み対策が功を奏したのかは分からないが、さほど苦しむ事無く浄法寺へ。ここは自分が食べられる物がなかったので水分補給のみ。
16johowji.jpg


 浄法寺 → 坂東島 36.3km地点 9:44着
 次は地元勝山のエイド。否が応にも意気昂ぶる。北島橋のたもとで集落からの道と鮎街道が合流。ここからは鮎街道を坂東島へ。延々と登って一気に下る脚に来る区間。ここでもペースの上がらない人々をかわしていくが、ほぼ同じペースで走る前走のお兄さんがワキガ。そこはかとなく漂う腋臭。口呼吸していても染み入る腋臭。時間経過と共に吐気が…。坂東島エイドでぼっかけが出ていたので沢山食べたかったが、お兄さんから逃げ切る為に無念の先行。
16bandoujima.jpg


 坂東島 → 上森川 39.8km地点 10:12着
 この頃から晴れ間が広がり、気温が上がってきた。暑さによる消耗も頭に入れておかねばならない。広域農道に進み、前方に見渡せる多くのランナーに続いていった。途中、サッカークラブのコーチ一家に遭遇し声をかけられる。上森川エイドで家族とも合流。フルーツ入りサイダーを飲み干し、健闘を誓い合った。

 上森川 → 村岡公民館 45.7km地点 11:04着
 広域農道からバイパスの広い歩道へ。まだ前後にランナーは多い。この区間も嫌らしいアップダウンに悩まされる。無心に登りをこなし村岡公民館へ。ここで簡単に補給を済ませて平泉寺に向けて駆け出す。しかし何たる不覚!預けておいた荷物の事を失念しており、勝山病院に来て思い出した。そのまま進むことも考えたが、補給物資を装備しないとこの先生きのこれないと考え出戻り。無駄に数百メートル浪費し、公民館で補給物資を装備。ついでに痛みが強まってきた右足つま先に対策を施し、村岡を後にした。
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 村岡公民館 → 平泉寺 51km地点 11:58着
 村岡公民館で休む人が多かった為か、ここから先は人が少なかった。トンネルを抜けジオアリーナへ。今日落成やったんか。大仏脇を通り、いよいよ平泉寺菩提林へ。最初の坂は頑張って走ったが、牛岩馬岩の坂はカロリーメイトを食いながらの速歩&痛み対策を実施。上からは折り返しのランナーがガンガン走って降りてくる。皆元気だ。道が平らになり、再び走り出す。12時前、折り返し点である平泉寺着。ン?関門時間12:30?あと30分しか余裕ないん?思いの他制限時間厳しいんかも。トイレを済ませて復路に入る。
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 平泉寺 → 勝山駅 56.2km地点 12:42着
 ロードの下り坂は嫌いだ。脚にダメージが残るし、走りのリズムが崩れるから。ダラダラ下りは平泉寺から勝山自動車学校まで続いた。そして完全にリズムは崩れた。それまで保っていた細かなピッチが、どう足掻いても維持できない。弁天河川敷の平坦コースに入ってもピッチ走法に切り替えることができず、不安に苛まれつつ勝山駅へ。ここで元勝山高校山岳部顧問の林繁樹氏に会った。二言三言会話を交わしたが、相変わらず頭のほうは繁ってなかった。
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 勝山駅 → 発坂駅 59.5km地点 13:09着
 勝山駅からは山沿いの旧道へ。ここの道好き。普段走っているコースなので、何も考えずに只々進む。人影はまばら。前後を見渡しても5人ほど。都会から来た人は心細いやろうね。左手に山がそびえて右手は田んぼか川か線路。で「熊出没注意」の看板が置いてあるんやから。発坂駅では味噌和え?なるものがあった。自分は食べられないのでコーラを補給。
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 発坂駅 → 小舟渡 63km地点 13:40着
 さて、平泉寺で制限時間が厳しそうな事を認識し、その後はペースの維持ができずに四苦八苦。東尋坊20:00のゴールに黄信号が点灯している事は認識していた。何とかして9:00分/km以上のペースを維持し、前半の貯金を保たねばならない。ここからは精神力の勝負やな。そしてここで窪田さん一行と合流!っつーか遅い!!本当は勝山駅で落ち合う筈やったのに。ここで窪田さんから補給物資の追加を受領し、煽られつつ小舟渡へ。
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 小舟渡 → 上志比 66.4km 14:09着
 窪田さんからは要らぬちょっかいで地味にHP削られ、高田さんからは昨年完走したポイントを指導され、池田さん&持田さんからは変態を見る眼差しを頂戴しつつ上志比へ。ここで待ちに待ったラーメン!だが、そろそろ胃腸が弱ってきたのか1杯食べただけで御馳走様。2~3杯食べたかったなぁ。
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 上志比 → 光明寺 71.8km地点 15:01着
 上志比集落から上志比エイドまでベタ付きされた男性をエイドで撒いたお陰でマイペースで走ることができた。しかし、体の痛みは徐々に顕在化し、本日3回目の痛み対策。これが恐らく最後。これ以降は己の忍耐でカバーする他ない。走りはガタガタだが、まだ我慢できる痛み。何とかこのペースを維持していざ東尋坊へ。
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 光明寺 → 高椋 79.6km地点 16:19着
 光明寺エイドでぜんざいを摂取。村落からローソンを越え、九頭竜川河川敷へ。東尋坊マラニック目玉となりつつある未舗装飛び石エリアへ。この雰囲気嫌いじゃない。リズム良く石を飛び越え、階段を登って本覚寺へ。ここで左股関節に強烈な痛み!今まで右股間節は何度も痛めてきたが、左股関節を痛めたのはこれが初めて。しかも従来の股関節痛よりも痛い!先程最後の痛み対策を行った為、これ以上の対処はほぼ無理。こいつぁ困った。何とか騙し騙し片足の力で走り続ける。こっからは抜かれまくりだった。
 そして高椋エイド前で窪田さん離脱。皆さん激励&サポート多謝でした!!
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 高椋 → 北横地 82.7km地点 16:54着
 高椋からはオール歩き。遂に恐れていた大ブレーキが現実の物となった。一応9:00分/kmのペースで歩いていたが、こんなん維持できる訳ないやん。
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 北横地 → JAはるえ 86.4km地点 17:36着
 そして運命のJAはるえエイド。到着と同時に係員に関門閉鎖を告げられた。そう言えば完全に春江関門を失念していた!もう少し頑張っていたら春江関門はクリアできてたのに!とは言え次の関門には確実に引っかかっていただろうから、コレは実力通りの結果とも言えた。
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 JAはるえエイドでは、15名強の屍たちが身体を横たえていた。私もこの日初めて椅子に腰を下ろした。ボランティアの方々が打ち立ての蕎麦をご馳走してくれている。お言葉に甘えて2杯頂戴した。その後、バスが到着し敗残兵を収容した後、ゴール地点へと戻って行った。道端には遮二無二ゴールを目指すランナー。彼等には20:00のゴール閉鎖時間まで闘う猶予が残されている。そして行く手には日本海に沈み行く夕日。苦しみもがき走り続けるランナー達を美しい茜色に映し出している。東尋坊が近付くと、道両脇にランタンが。ゴールを目指すランナー達を導くように東尋坊まで続いている。美しい風景だった。
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