スポンサーサイト
-------- -- --:--
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
別窓 | スポンサー広告 | ∧top | under∨
sea to summit2014 DAY4
2014-08-12 Tue 07:15
 早くも4日目。前日は睡眠不足だったため、早く寝付けるかと思ったが、眠りについたのは21時前後。普段と変わらんやんけ。そして4日目の起床は0230。計画通り。用意してあったザック・身につける道具などを手に取り、小屋を後にする。この日の朝食は入山前に購入したおにぎり×2。これを喰いながら4日目最初のピーク、鳴沢岳を目指す。辺りは漆黒の闇に包まれており、月明かりも見えない。眼下に扇沢の街灯が見えるものの、その数はまばら。自らのヘッドライトの明かりだけが光の源となっていた。
D4-1.jpg


 やや風は強いものの、昨日に比べれば快適そのもの。特に苦戦する事無く鳴沢岳 - 赤沢岳に到達した。空も完全に明るくなり、周囲の山々も手近に見て取れた。後立山に弧を描く爺ヶ岳 - 蓮華岳の稜線からの見晴らしは壮絶の一言であり、北は白馬連峰・南は槍穂が見渡せ、横には剣立山と山好きには恍惚の空間。御飯3杯はいける景色。あまりの見晴らしの良さに、疲労を感じる事無くスバリ岳 - 針ノ木岳と連続頭頂。眼下の針ノ木小屋へと向った。
D4-2.jpg


 針ノ木小屋到着は0530。丁度多くのパーティが出発準備を進めており、小屋前はごった返していた。とりあえず隅っこにザックを下ろし小屋の中へ。炭酸を所望していたのでコーラを探すが、補充切れの様子。仕方ないのでネクターを購入し、トイレで用を済まし小屋を後にした。
D4-3.jpg

 ここからは蓮華岳への登り。蓮華岳からは蓮華の大下りと呼ばれる一気下りがあることから、登り斜面も相当なものだろうと戦々恐々していたが、斜度はさほど急でなく歩きやすい道。そして何より蓮華岳の美しい山容!基本森林限界を超え石に囲まれたゴーロ帯なのだが、白っぽい石が重なり合った奇麗な山肌であり、山を形どる曲線も女性的で滑らかな山容。そして点在するコマクサ。美しい!美しすぎる!!。こんなに青空が映える山が他に存在するだろうか!!!興奮に包まれつつ蓮華岳山頂に到達し、蓮華の大下りに入る。楽しい。美しい斜面を歩くのはこんなにも愉しいものだろうか。久し振りに山で新鮮な気持ちに立ち返ることが出来た。蓮華岳は次の機会に時間をかけて登ってみたいと思わせる山だった。
D4-4.jpg
D4-5.jpg
D4-6.jpg
D4-7.jpg

 ハイパー蓮華タイムを終え、登り返しが始まる。相当標高を落としたので、周囲の植生は樹林帯へと変化した。暑さが篭り、景色が見わたせない環境。正直好みではない。更に追い討ちをかけるようにこの先の従走路が目に入る。樹林帯の細かなアップダウン。細かなと言っても里山クラスのアップダウンではなく、北アルプスのスケールを痛感させられるアップダウン。これから先の行程が思いやられる。
D4-8.jpg
D4-9.jpg
D4-10.jpg

0900、船窪山荘到着。予定では、時間が遅かったら本日の行動はここまで。ここから先の烏帽子小屋までは想定で5時間と遠い。途中、エスケープルートもなく、登山道の崩壊も激しいことから無理は出来ないエリア。キレットやジャンダルムとは違った質で危険度の高い登山コースと言える。当然、入山する登山者も少なく、何かあったら即生命の危機に直結するような場所だ。しかし、今回は順調に行程をこなす事が出来ていたので、烏帽子小屋までは問題なく行けそう。あわよくば野口五郎小屋まで進んでおきたい。

 時間を気にしながらも、ラーメンを注文する。小屋の人にカレーもありますよと言われたが、やや消耗を感じる身体にカレーは重すぎると判断し、ラーメンを選択した。船窪小屋の人たちは心温かい。小屋から登山者が見えると鐘を鳴らし登山者に知らせ、小屋を出て行く人に対しても鐘を鳴らして別れを惜しむ。提供されたラーメンも他の山小屋とは違っていた。野菜がふんだんに盛り付けられた野菜ラーメン。山の中でこの様な大量の野菜を食べられるとは思ってもいなかった。栄養不足の身体にはこれほどありがたい食べ物はない。
D4-11.jpg
D4-12.jpg

0930、船窪小屋を後にし、烏帽子岳までの長く険しいルートに脚を踏み入れる。小屋から見ても烏帽子岳に至るアップダウンは強烈であり、烏帽子岳そのものも遠い。野口五郎岳に至ってはそのまた奥の奥だ。ただ、先々を見て悲観するのは正しくない。目の前のピークを越えていく事に集中し続ければ道は自ずと開かれる。前回のsea to summitではそれができなかった。目の前に聳え立つ朝日岳・雪倉岳を見て絶望しただけだった。しかし、今回は違う。これまで遠く霞んで見えた峰々を踏破してきた。今日もそれが出来る筈。阻むのは己の弱い心。気持ちで負けるな。

 船窪小屋からしばらく進むと幕営地が姿を見せた。と、そこかしこにニホンザルがたむろしている。そう言えば昨日も冷池山荘の近辺にニホンザルが群生していたな。テントの人大丈夫やろか。夜中にサルがテントを襲いに来んのやろか。等とテント泊に対する不安が頭をよぎった。

 景色もさほど望めない樹林帯を下って下って下って下って…登って登って登って登って…を繰り返す。時に片側時に両側がスッパリ切れ落ちた道ともいえない登山道を進み(リポビタンDのCMに出てきそうやな)と思ったり、足元ザラザラの砂礫地帯の急登でロープにつかまりながら(大正製薬の人もここ通った事あるんやろか)などと不毛の限りを尽くした思考に囚われながら脚を進めた。そのうち、体が異変を感じ始めた。空腹を覚えるが同時に吐気と下腹痛を伴うのだ。これまで吐気単独・腹痛単独は発症したことがあるが、併発する事は無かった。エネルギー不足は明白なので、新越山荘で貰ったおにぎりを食して体力の回復を図る。しかし、吐気をもよおし食が進まない。完全に疲労によるダメージが消化器系にまわってきた形だ。それでも何とかおにぎりを押し込み、烏帽子岳を目指す。もはや足取りはフラフラであり、野口五郎小屋は望むべくもなかった。
D4-13.jpg
D4-14.jpg
D4-15.jpg
D4-16.jpg

1400、死相を浮かべながら烏帽子岳に到達し、速攻下山。烏帽子小屋に向う。この日は消化器系に影響が出たが、遂に脚にもトラブルが発生した。左膝の腸頸靭帯を痛めてしまったのだ。いつも疲労が蓄積すると故障する箇所だったのだが、今回このタイミングで痛めるとは、あまりにも間が悪すぎた。それでも何とか烏帽子小屋には到達できたが、明日以降の行程にも影響を及ぼす故障。登山の継続も含めて一考する必要があった。

1500、烏帽子小屋到着。思いの他年季が入っている。ザ・山小屋と言った風体。疲労の余り軒先で腰掛けていたが、小屋の兄ちゃんが「ユックリでいいですよ」と言ってくれたので甘える事にした。この日の宿泊は…小屋泊。テント泊と迷ったが、天気予報で夕立が懸念されていた事と、膝・消化器を含めたコンディションの回復を優先させる事にしたのだ。宿泊手続きを終え、部屋に案内される。今晩は4人部屋。昨日と同じように泊まりの装備に切り替え、パッキングをし直し小物の整理を済ませて仮眠をとることにした。
D4-17.jpg

 同室の親爺さんたちは高瀬ダムから入ったらしい。一人は滋賀の方で、もう一方は松本の方。奥のもう一人は会話に加わらなかったので不明。3人で話をしていると、船窪 - 烏帽子間の登山道について盛り上がった。やはりあそこの危険度は半端じゃないと。何年か前に滑落した人がいたとか、目の前でズリ落ちそうになった人がいたとか、強烈な話を沢山きかせてもらった。それ以外にも、このお二方は経験豊富で、各地の山々の色んなエピソードを教えてくれた。特に松本の親爺さんは天候気持ち次第で北アルプスを歩き放題という事で、羨望至極だった。

 話が盛り上がる中、夕食タイムとなった。前日同様、魚メインで残念だったが、おいしく完食。しかし、食べ切るのに1時間前後要してしまい、消化器系の回復は望めなくなってしまった。食べ終わった後もしばらく吐気を堪える始末。そんな中、同テーブルの人達と談笑することで気を紛らわす事が出来た。隣の親爺さんは立山から入り、昨日は高天ヶ原温泉に入浴したと言う。何と言うロングルート。室堂からの様々な出来事を面白おかしく聞きながら、何とか夕食を終えることが出来た。その後部屋に戻り、床に就く。しばらくすると、外から雨音が。予報が当たったか。テント泊にせんで良かった。でも、明日登山道に水溜りがあるのは困るな。既にトレランシューズ破れまくってるし。

 19時前、TVで天気予報を見るために食堂へ。明日は晴時々曇と。何とかもちそうやけど、夕立の危険もあり。油断ならんな。明日は槍ヶ岳山荘まで行きたいし。烏帽子小屋を出たら、森林限界を超えて吹きっさらしのゴーロ地帯やからな。天候崩れたら最悪停滞やろ。などと考えながら歯磨きへ。今回驚いたのだが、山小屋で歯磨きはもはや常識な様子。自分が学生だった頃は、洗顔歯磨きなどご法度だったと思うが。時の流れとは速いものだ。
D4-18.jpg

 歯磨きを終え、ようやく就寝。烏帽子小屋は年季物だけあって建てつけはそれなり。隙間風などもあり、布団を被っていてもやや寒く感じることがあった。それでも用意してきた衣類を着込めば問題なし。テントでは満喫できない布団での寝心地を満喫しつつ眠りに就いた。
スポンサーサイト
別窓 | 未分類 | コメント:0 | トラックバック:0 | ∧top | under∨
sea to summit DAY-7
2014-07-26 Sat 09:22

ぶじげざーん。
今からフロ入って飛騨牛喰って帰ります。
別窓 | 未分類 | コメント:0 | トラックバック:0 | ∧top | under∨
sea to summit DAY-6
2014-07-25 Fri 16:57

紆余曲折を経て穂高岳山荘泊。
夕立の心配&明日の核心部に備えて、お布団で回復に努めます。
別窓 | 未分類 | コメント:0 | トラックバック:0 | ∧top | under∨
sea to summit DAY-3
2014-07-22 Tue 16:51

人生初山小屋は新越山荘。
別窓 | 未分類 | コメント:0 | トラックバック:0 | ∧top | under∨
sea to summit DAY-2
2014-07-21 Mon 17:07

今日は天狗山荘でテント泊です。
メールはできるけどネット繋がらん…
別窓 | 未分類 | コメント:0 | トラックバック:0 | ∧top | under∨
| cyan | NEXT
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。